社労士池原の労務管理日誌

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zoom RSS シフト制で勤務するパートタイマーの出勤日数を同意なしに変更できるか?

<<   作成日時 : 2016/03/13 17:30   >>

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【ご相談内容】
現在当社では経理部でシフト制で週3〜4日勤務してもらうパートのAさんがいます。
この度、4月から新入社員が経理部に1名配属されることになり、Aさんのシフトを週に2日程度に変更しようと考えています。
この場合、Aさんの同意なしに変更してもよいのでしょうか?
【私からの回答】
この場合、まず問題となるのが、今回のシフト変更がそもそも労働契約の変更にあたるかどうかです。
つまり、現在のAさんとの雇用契約が、週に何日勤務というように固定されているのか、それとも週に3〜4日というような幅のある決め方なのか、あるいは週4日以下、週2日以上という緩やかな条件なのかによります。

もし、週に3〜4日との定めがなされていれば、今回のように週2日に変更する場合は、勤務日数が減り、それに見合う給与も減りますので、労働条件の不利益変更となります。

労働契約法第8条では、「労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる。」とされているところ、使用者が労働者の了解なしに一方的に労働条件を労働者に不利益に変更することは原則としてはできません。

したがって、今回のように、会社が週2日の勤務を命じたい場合には、Aさんにその事情を丁寧にご説明し、Aさんから同意を得ることが必要となります。
その上で、Aさんから同意が得られない場合は、
@ 勤務日数を週3日確保する
あるいは
A 業務命令として勤務日数の変更を命じる
という2つの選択が考えられます。

Aの業務命令として勤務日数を変更するというのは、使用者の人事権として、一定の裁量の範囲内で認められるものです。
この裁量の範囲を逸脱しますと権利の濫用により無効とされてしまいますので注意が必要です。
そして、この裁量の範囲内であるかどうかの判断基準としては、
@勤務日数変更の必要性
A変更内容の合理性
B変更による影響の大きさ
などを考慮して判断されます。

このような要件を充たさない中で、どうしても週2日にしたいと言われるならば、雇用契約上約束していた勤務日数から不足する週1日の勤務日については、会社の都合で休ませることになりますので、会社都合で休業させる場合には、当該休業させた日について、労働基準法に基づく休業手当(労働基準法第26条)を支払うことが必要となります。


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フロネーシス社労士事務所
社会保険労務士 池原伸
電話 06-6777-8610
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